校長日記

桐が丘祭

10月31日(土)、11月1日(日)に、小学部学習発表会、中学部高等部桐が丘祭がありました。

31日(土)の午前中の小学部の学習発表会では、1・2年生は英語劇「The Turnip」、頑張って英語を覚えました。3・4年生は自分の言葉で自分の気持ちを語りました。ぐっと胸に迫る話もあり、号泣されている参観者もおられました。5・6年生は恒例のKBSニュースです。「いろいろな人が住む社会」をテーマに、バリアフリーのこと、外国の文化や習慣のこと、人とのコミュニケーションのこと、自分たちで調べ考えまとめました。

桐が丘祭の方では、中学1年は、ご当地喫茶で全国各地のお菓子と飲み物を用意しました。中学2年は、演劇「平家物語~敦盛の最後~」です。原文のセリフのあとに現代語訳のセリフで進み新鮮に思いました。中学3年生は、15歳の主張です。各人がテーマを定め、自分の気持ちや考えを話します。聞き入ってしまう話がたくさんでした。高等部は、車いすテニス、ICT、文芸パート、そして合唱です。それぞれよく準備をして発表しました。とくに合唱は素晴らしかったですね。各授業やクラスの展示も一つずつ見ていくと大変興味を惹かれるものばかりでした。PTAではコーラス、バザー、昼食の手配、軽食販売等でご協力いただきました。卒業生が通う福祉園さん等にもご参加いただきました。最後は、バンド部の演奏です。昨年に引き続き「大地・希望」、そして「RPG」でたいへん盛り上がりました。この学習発表会・桐が丘祭で児童生徒はみんな、パワーアップしました。

ご参観いただきましたご家族、ご関係の方々、卒業生のみなさま、ありがとうございました。また、裏方で支えていただきました介護等体験の学生さん、ありががとうございました。

国際障害学生eスポーツ交流戦

9月6日から9日まで、韓国ソウルで開催された国際障害学生eスポーツ交流戦へ児童生徒6名を引率して行ってきました。

eスポーツは、コンピュータゲームをチームで戦う競技で、日本ではあまりなじみがないのですが、年収1億円を超えるプロゲーマーもいるくらい世界的には人気があるようです。韓国でも盛んに様々な大会が行われているようです。この大会は、韓国特殊教育院とコンテンツ振興院が主催で、全国障害学生eスポーツ大会としては11回目、今年から、台湾と日本から学校を招待して、国際大会となりました。

障害種別ごとに種目が異なり、肢体不自由部門は、レジェンドナインという野球ゲームです。国内大会の部には30チームほど参加していましたが、国際大会の部は、韓国2チーム、台湾1チーム、そして日本2チーム(桐が丘A、B)のリーグ戦です。結果は、日本Aチームが3位になりました。優勝は、本校と交流しているセロム学校でした。セロムの生徒からゲームについてアドヴァイスをもらったり、様々な交流ができ参加して本当によかったと思います。

日程はかなりハードなものでしたが、大会1日目の夜にK-POPライブがあり、GFRIENDというアイドルグループの歌とダンスに圧倒され児童生徒も大満足でした。

高等部宿泊学習

7月8日(水)から10日(金)は、高等部1・2年生の宿泊学習の引率で、国立オリンピック記念青少年総合センターに行ってきました。7月とは思えない気温15度、雨の中で始まりました。初日の活動はセンター内で行い、夜もゆっくりと過ごしましたが、初めての参加の1年生は分からないことも多く、緊張していたのではないでしょうか。

2日目は雨の中、六本木へ。車いすでカッパを着たり脱いだり、移動が大変でしたが、思ったよりも生徒のみんなが手馴れており、また付き添いのボランティアさんもてきぱきと対応していただき、スケジュール通り活動できました。私は2年生に同行して、国立新美術館の「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展に行ってきました。私たちはガンダム世代ですが、その後のアニメの進化は著しく、展示にくぎ付けになってしまいました。また、生徒からもいろいろ教えてもらいました。

昨年は台風のため、1日日程をカットせざるを得ませんでしたが、ことしは3日間、しっかり活動でき充実した3日間となりました。

学校長挨拶(入学式)

今年の桜は早くに過ぎていき、寒暖を繰り返しつつ、やがて春の盛りとなります。本日、平成27年度入学式を迎えられましたことを心より喜んでいます。
新入生のみなさん ご入学おめでとうございます。
今年度は、本校小学部4名、中学部6名、高等部11名、施設併設学級小学部2名、中学部5名、高等部1名、計29名の新入生を迎えました。
教職員一同 みなさんのご入学を心より歓迎いたします。

この桐が丘特別支援学校は1958年の4月1日に開校しました。ちょうど57年になります。学校の名前は、最初は東京教育大学附属養護学校でしたが、2年後に桐が丘となります。大学の校章が桐ということもありますが、丘の上にはえた一本の桐の木のようにまっすぐに育ってほしいという願いから「桐が丘」と命名されました。いらいずっと児童生徒のみなさんがまっすぐに育っていくことを本校は願ってきました。

本校には、良いところがたくさんあります。特に、児童生徒のみんなが勉強を好きなことです。そして、明るく元気なところです。桐が丘の先生は、児童生徒のみなさんが本当によく分かる授業を毎日工夫してくれています。この学校でたくさんのことを学んでください。

さて、4年前に東日本大震災がありました。復興もずいぶん進みましたが、まだもと住んでいた町にもどれない、通っていた学校へ通えない子どもたちもたくさんいます。また、火山の噴火や土砂災害で学校にかようこと、当たり前の生活をすることが難しくなった人たちもいます。そうした中、みなさんは本日入学式を迎えることができました。あたり前のことがあたり前にできることに感謝しつつ、今すべきことをしっかりとやってください。

さて、新入生の保護者のみなさま、関係機関のみなさま、本日無事、入学式を迎えられおめでとうございます。
これまでのお子さんと歩んだ歴史の中、熱い思いと温かい愛情で日々育てられてきたことと思います。
今日から、その大切なお子さんをお預かりする責務を教職員一同心に刻み、心身共に精一杯成長を促していきたいと思います。
小学部にご入学のみなさん、今日から初めての学校生活となります。たくさんのことを学んでください。保護者の皆様におかれましては、期待と不安をお持ちのことと思います。
今日から中学生そして高校生となったみなさん、将来の自分を見つめつつ、頑張っていきましょう。
保護者の皆様におかれましては、卒業後の生活に向けての期待や不安をお持ちのことと思います。不安なことはどうぞいつでも教職員を頼ってください。
保護者と学校はパートナーです。子どもたちの将来に向かって一緒に力を合わせて進んでいきましょう。
簡単ですが、これでお祝いのご挨拶とさせていただきます。

平成27年4月7日

国立大学法人筑波大学 附属桐が丘特別支援学校

校長 川間 健之介

学校長挨拶(卒業式)

野を渡る暖かな風に校庭の桜のつぼみも色づき、春の息吹を感じる今日の佳き日に、多数のご来賓並びに保護者の皆様方のご臨席を賜り、ここに平成二十六年度国立大学法人筑波大学附属桐が丘特別支援学校卒業証書授与式を盛大に挙行できますことは、卒業生はもとより、教職員一同にとりましてもこの上ない喜びであります。心からお礼申し上げます。

ただ今、卒業証書を授与いたしました小学部十一名、中学部十一名、高等部十一名のみなさん、あらためましてご卒業おめでとうございます。

皆さんが今手にしている卒業証書には、たくさんの心が込められています。まず、みなさんがこの卒業までの日々学校生活を続けてきた努力の心。入学以来、みなさんの成長を願い、雨の日も風の日も毎日連れて来られた、または見守り続けて来られたご家族の方の深い愛の心、そしてみなさんの力を信じて指導し続けた先生方の信じる心。卒業は、これまでの歩みと、次への期待を表します。これから苦しいこと投げ出したいことがあった時、この卒業証書を見直してみてください。そして見守り続けてきた方々の顔を思い浮かべてください。小学校、中学校、高等学校の全課程を修めて巣立つみなさんの門出をお祝いし、更なる成長と活躍を心から期待いたします。

 

みなさんは入学式のころのことを覚えていますか。

小学部を卒業するみなさん。入学式のときは小さかったですね。この六年間で身体はずいぶん大きくなりました。学校とは何かを知りました。そして文字を読み、計算ができるようになり、たくさんのことを考えることができるようになり心も大きくなりました。ご家族の方々や関係の皆様のたくさんの愛情を受け今日の卒業式になりました。四月からは中学生。自分で考えて行動することが増えます。しっかり自分を見つめて充実した中学生活を送っていただきたいと思います。

中学部を卒業されるみなさんは、入学式の時はどのような思いをもって入学してきましたか。小学校の時よりも勉強は難しくなり、友達との関係も広がり、深くなり、また難しくもなりました。興味あることも増え、そして将来について考えることもありました。ここで義務教育は終わりです。将来の進路を決める高校生活では今まで以上に自分で考え悩みながら、多くの人々とのつながりの中で自分の将来を考えてください。

高等部を卒業されるみなさん。卒業後は、これまでよりもさらに多くの人と関わり教えられて学んでいく日々となるでしょう。まずは自分の可能性を信じて全力で取り組んでください。でもそこには必ず責任が伴います。自分で決めたことは人のせいにしない、人を傷つけること自分を貶めることはしないことです。立派な大人になってくださいとは言いませんが、自分を尊敬できる人になってください。自分を尊敬できるようになると周囲の人への思いやりや感謝の気持ちも出てきます。ですが、歩む道の中で選択に悩み迷い結論に達しないとき、人生の先輩であるご家族の方や私たちを頼ってもよいです。ふるさとがここにもあることを忘れないでください。

 

さて、今年一年の社会情勢を振り返ってみると、国際社会においても不幸なできごとがたくさんあり、また我が国においても広島や御嶽山の自然災害をはじめ、多くのできごとがありました。ちょうど四年前の東日本大震災、復興は大きく進みましたが、まだ二十三万人ちかくの人々が避難生活を送っています。こうした中で皆さんは今日、卒業式を迎えています。これまで校長として、皆さんに、やるべきことに着実に取り組んでくださいと話してきました。世の中の急速な変化、自分のまわりの環境の変化に、ときにくじけそうになり、さぼりたくなり、そういう気持ちがあっても、自分がやるべきことに愚直に取り組んでいくことが、自分の夢に近づく早道であると思います。

暗い話題が多い中、今年一年で嬉しい話題は、ノベール物理学賞を日本人科学者三名が受賞したことです。名城大学の赤崎勇 教授、名古屋大学の天野浩 教授、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二 教授の青色発光ダイオード、いわゆるLEDの発明と量産化です。光の三原色のうち、赤色、緑色のLEDは実用化まで達していましたが、青色は作ることができずに何十年もたっていました。そこを赤崎教授と天野教授が初めて青色LEDの作成に成功し、中村教授が量産化技術を開発しました。これによって、光の3原色がそろったことによって、完全な白色光を作ることができ、あらゆる色を生み出すことができ、スマートフォンの画面や家庭での照明にかぎらずあらゆる分野ですばらしい技術革新が起きました。非常に低電力で明かりをともすことができるので、世界で何百万人もの人々に明かりを届けることが可能になると言われました。これらの研究は2~3年で完成したのではありません。二十数年かってようやく形になったのです。

みなさんに世界的な発明をしろと言っているわけではありません。短期間で成果がでることはなくても、やるべきことをしっかりと確実にやっていくことがこの世の中ではとても大切なことです。やるべきことをしっかりとやっていくことが自分を成長させるもっとも早道であるかもしれません。卒業する皆さんにはそのことを心にとめていてほしいと思います。

 

この学校に校長として赴任して四年経ちます。その間、みなさんのすばらしい姿をたくさん見ることができました。普段の授業で頑張る姿も見ることができました。運動会、学習発表会、桐が丘祭をはじめ、私たち教職員に感動をたくさん与えてくれました。桐が丘で学んだこと、考えたこと、感じたことを基に、将来に向かってしっかりと歩んで行って頂きたいと思います。

最後に、本校の教育に深いご理解と温かいご支援を賜りました、保護者の皆様と関係機関の皆様に対して、心から感謝申し上げますとともに、卒業生の皆さんの輝かしい未来を祈念いたしまして、学校長挨拶といたします。

ご卒業おめでとうございます。

 

平成二十七年三月十三日

筑波大学附属桐が丘特別支援学校

学校長 川間健之介

桐が丘祭

11月1日(土)、2日(日)と桐が丘祭がありました。

1日の午前中は小学部の学習発表会でした。1・2年生は「ことばゆたかに」で、日本のたくさんのことばを教えてくれました。味噌汁のことを「おみおつけ」と言いますが、漢字だと「御御御付け」となります。3・4年生は、暗記してたくさんの詩を読んでくれました。最後は各自、自分の心を詩にしてくれました。5・6年生は、毎年恒例のKBSニュースです。今年のテーマは「自分たちが暮らす“環境”」でした。しっかり調べて考えて発表してくれました。

中1の五大陸カフェは五大陸に関係した飲み物をそろえて販売です。中2のウニLiveは、昨年に引き続きウニ子をめぐる劇でした。中3の合唱は、すばらしく感動しました。高等部では、「和風トマトパスタ」が人気でした。「Let’s go to スポーツタウン」、「桐が丘書店にようこそ!!!」、「ICTワークショップ」のいずれも楽しい興味ある内容でした。

小中高等部ともに学習の成果を展示していて、しっかりみて回ると時間がたりないほどでした。PTAからもコーラスやバザーなどご協力いただきました。また、職場実習先や卒業生の進路先の団体にもご協力をいただきました。

最後は、高等部バンド部による「大地・希望」の演奏です。器楽アンサンブルとヴォーカルバージョンを演奏しました。最高に盛り上がって桐が丘祭は終了しました。

児童生徒のご家族、関係の方々、卒業生の方々、多数の皆様にいらしていただきました。ありがとうございます。

施設併設学級学習発表会

 1022日(水)に施設併設学級の学習発表会がありました。小学部2組「ソーラン節・ジェンカ」に始まり、小学部1AC「秋の小さなコンサート」、小学部1組BD「ホットケーキ」、小学部3・4組「ももたろう」、中高等部「花さき山」、小学部5組「集まれ音のカーニバル」と続きました。そして、最後は全員で「COSMOS」の大合唱となりました。雨にもかかわらず多くの方々にご参会いただきました。児童生徒のみんなが輝いた、たいへん素晴らしい学習発表会となりました。

サントリーホール

 1010日(金)、高等部バンド部が「サントリーホール スペシャルステージ2014 五嶋みどり 協奏曲の夕べ プレコンサート」に出演しました。この日のために1年前から準備を進めてきました。演奏曲は、永杉教諭がこの日のために、生徒たちの特性に応じて作曲した「大地・希望」です。大変すばらしい演奏でした。

 このコンサートには、アメリカのケネディ駐日大使がいらっしゃっていて、演奏後に控室に来てくださり、生徒一人一人に言葉をかけてくれました。ケネディ大使のツイッターhttps://twitter.com/CarolineKennedyでつぶやいていただいています。

運動会

 昨年は雨で2日順延となりましたが、今年は天気に恵まれ104()に本校の運動会を行うことができました。懸命に種目に取り組む児童生徒のみんなの姿は、毎年見ているにも関わらず感動しました。応援合戦でも高等部生徒の成長を本当にうれしく思いました。今年も赤白の決着は、最後の高等部リレーとなりました。この盛り上がり、桐が丘の運動会は最高だとつくづく。後の反省会で、他校から今年度来られた先生が「運動会がこんなに楽しいものだと初めて知りました。」との感想。こんな運動会やっている学校は世界で桐が丘だけだろうと満足しております。

中学部、高等部宿泊学習、高等部修学旅行

高等部3年生は、7月8日(火)~11日(金)に、函館、盛岡と修学旅行でした。また、9日(水)~11日(金)に中学部は八王子、高等部1・2年生は代々木のオリセンで宿泊学習の予定でした。ちょうど、台風8号がやってきます。台風の進路予想図をチェックしながら、どうも11日(金)の午前中に台風は関東直撃との予想。中学部と高等部1・2年の宿泊学習は10日(木)で切り上げると判断しました。そして、11日(金)は、小学部と施設併設学級は3時間目から、中学部と高等部1・2年生は自宅学習となりました。こうした決定は、校長、副校長、主幹、3学部主事で打ち合わせて決めるのですが、最終判断を行った10日(木)の昼には、生徒の引率などもあり、この6人の居場所は全員異なりました。携帯電話、Line、ショートメール、いろいろ駆使して打ち合わせをしました。

予定変更に対して、ご協力を頂きました保護者と関係機関の皆様には本当にありがとうございました。

そして、高等部3年生の修学旅行は、台風の影響もありながら、予定通り進んだことは、本当によかったと思います。高3の皆さんは、この修学旅行の体験、学習を踏まえ、次なる進路に向かって頑張りましょう。