6月17日 ようこそ桐が丘へ ~台湾姉妹校との交流~

高等部1年生2年生が、新校舎の多目的室に整列している。
部屋の前には日の丸と台湾の旗が飾られ、友好ムードが醸し出されている。
準備万端。待つことしばらく…。来ない。

今日は、台湾の姉妹校である国立南投特殊教育学校と市立の啓明学校と交流をする。
担当の先生が「渋滞のため到着が少し遅れるそうです。もう少し待ちましょう。」
しばらくして「事故渋滞でだいぶ遅れるようです。予定を変更しなくてはなりません。」
生徒たちと少し話した。
私「皆さんに待たせて申し訳ないが、台湾の皆さんも大変な思いをしている。分かってほしい。」
生徒「交通渋滞も日本の実情ですからね。日本を理解してもらうにはいいんじゃないですか。」
生徒「ある意味、日本の文化ですからね。」
私「それもそうだね。君たちも交通渋滞の経験はあるかな。」
生徒「はい、しょっちゅうです。」
生徒「1時間、2時間ざらですから。」

一方は、渋滞を経験し、待つ方は渋滞渦中にいる人たちに思いを馳せる。
交流は始まっていたのだ。

30分遅れて交流が始まった。
最初に予定した歓迎セレモニーを後に回し、英語の授業を見てもらい、自己紹介しあう。
続いて、体育の授業で、ボッチャを一緒に行う。
台湾の皆さんは初めてだという。
台湾から参加したのは、知的障害や視覚障害の生徒と保護者、教師。
練習をし、簡単なゲームをする。
最初は、力いっぱい転がしていたが、しだいに目標のボールに近づくようになる。
時折、歓声や驚きの声が上がるようになった。

最後にセレモニー。
校長同士が挨拶を交わした後、ブレザーにネクタイ姿の桐が丘生徒会長の挨拶。
これでセレモニー終了という担当の先生のアナウンス。
生徒たちが教室に帰りかけたところに「ちょっと、待って!」の声。
台湾の生徒たちが桐が丘の生徒たち一人一人にプレゼントを用意していた。
心のこもったプレゼントが渡され、笑顔をお返しする交流を見ることができた。