6月20日 僕は算数が好き ~短期入院中子供たち~

併設している施設(整肢療護園)には、手術や訓練のため2か月から3か月入院する
子供たちがいる。

手術が終わった翌週には、ギブスを巻いて登校してくる。
学習が始まる。
小学部5組では2人の男の子が学習している。4年生と2年生の複式学級である。
のぞくと別々の課題をやっていることが多いが、今日は一緒に英語のDVDを視聴して
いた。曜日を英語で表現しているものだった。
4年生の外国語活動の教材だろうが、2年生も興味津津で見ていた。

そう言えば、最近まで、ここには小学部6年生の女の子もいた。
3学年一緒の授業は大変だろうが、子どもたちは結構楽しんでいるのではなかろうか。
上の学年でやっていることを背伸びして見たり、下の学年でやっていることを
懐かしがっていたりするのではなかろうか。

小学部4組に行くと、K君がお茶を飲むところだった。
今日は一人だという。
入っていくと、担任の先生が
「今、算数の勉強でしたが、K君は算数が得意なんですよ。」と教えてくれた。

私「K君そうなんだ。
どんな勉強をしたか教えて」と言うと、
K君は、ドリルを開き始めた。
今日、やったところを通りすぎて、ドリルの真ん中ぐらいを開く。
そこには、囲いの中に6とうの牛がいて、4とう加わると何とうになるか、
という問題がイラスト入りで載っていた。
K君はその問題が好きで、ドリルを開くときはいつもそこからなのだ、とK先生が説明してくれた。

私「K君、この問題が好きなんだ。」
K君は、大きくくりくりした目で私を見て、大きな声で
「うん」と応えた。

得意は「好き」から始まる。

K君も間もなく退院する。
退院しても算数がずっと好きでいてほしい。