9月12日 小学部移動教室同行記3 〜現地情報は大切〜

1日目は突然の雷雨で東照宮に行けなかった。意気消沈気味の旅行隊であったが、宿泊先に落ち着き、温泉まんじゅうをいただいた頃には元気を取り戻し、夕食では旺盛な食欲を見せた。
2日目のメインの活動場所は那須高原の牧場。そこでグループ行動と全員でのもの作りをする。
3班のリーダーは6年女子のAさん、ほかに6年男子のR君、5年男子のM君、J君の4人だ。彼らは予め相談しており、チョウザメを見て餌やりをし、魚釣りをするのだという。マップを見ながら行動開始。だが、すぐに思うように動けないことに気づいた。牧場内の道はほとんどが砂利道。車いすを漕ぐことも、電動も使えないのだ。ボランティアさんや教員はついて補助をするのだが、それでも砂利道の移動は大変。押す方も大変だが、絶え間ない振動を感じて乗っている方も大変だ。
それでも何とか魚つりの池まで辿り着いた。魚釣りの受付を覗いたR君が「だめだ!」と言う。R君はAさんに向かって「釣った魚は食べるか持ち帰るか、なんだって」と告げた。Aさん「残念!」と一声。子供たちは釣った魚をリリースする予定だったらしい。連れたとしても焼いて食べる時間はなし、持ち帰ることもできずなので、魚釣りを諦めるしかないと、Aさんがみんなに説明してくれた。私は、なるほどとうなずく一方、「釣れる」前提で考えていること知って驚いた。確かに、あり得ることではあるが。子供たちは、現地でなければ得られない情報があることを改めて知ったことだろう。大切な学びである。
残念な思いを抱えつつ、チョウザメの池に向かう。たくさん魚が泳いでいる池を見つけた。チョウザメではない。マスだ。そして、よく見ると、マスの泳いでいる下をチョウザメが悠然と泳いでいた。100円で餌を購入して「餌やりを」する。M君が餌をエイッとばかりに投げ入れる。マスがものすごい勢いで集まってくる。代わる代わる餌やりをするが、餌を食べるのはマスばかりだった。