10月24日 学習発表会②

施設併設の校舎の学習発表会は2日間に渡って行われる。今年からそうしたのだそうだ。集中時間のあまり長くない子供たちの様子や、子供たちがお互いに見られるようにするための改善である。

後半は、小学部の5組から。5組も短期在籍のクラス。今は一人だ。そのAくんは「仕事」について調べたことを発表した。テレビニュースのアナウンサーのような設定で、インタビューやアンケートを交えた内容だった。今、自分が生活する病棟の医師や看護師、保育士に仕事のやりがいやつらさをインタビューし、その結果を、病棟生活を体験している自分の視点から語るところが魅力的だった。両親の仕事についても調べ、初めての発見もあったようだ。Aくんは、インタビューの最後に皆さんに「やめたいことはあったか」と聞いた。病棟関係者は一様に「ない」と答えたそうだ。しかし、母さんは「ある」と答えたそうだ。Aくんは、日頃のお母さんの言葉から、仕事には辛い面もあることを想像する。そして、やめたいことがあっても家族のために頑張ってくれているという思いをもった。仕事には「やりがい」があることと、いろいろな現実があるらしいことも学んだようである。

今日の最後は、3組の発表。個性的なメンバーが揃ったクラスだ。道徳の時間に学んだ、「自分の好きなこと、友達の好きなこと」を、クイズ形式で発表した。Bさんが「Cさんが好きなものは○○で、得意なことは△△です。D先生分かりますか?」といった具合である。好きなものには、食べ物だったり遊びだったりが入り、得意なことには、例えば漢字だったり、お掃除だったりが入った。回答すると正解、不正解の発表のあと、本人が出てくくる。そして、好きな「ぬいぐるみ」を持ち上げて見せたり、得意な漢字を書いて見せたりした。好きなもの見せ、得意なことを披露する子供たちは生き生きしていた。自分のことを知り、友達のことを知る。そこから、自分も友達も大切だと思える。道徳の一番大事な点だろう。こうしたクラスの道徳は、ほかの教科と合わせて扱われることが多い。このクラスでは、それぞれの教科や道徳の勉強を大事に取り上げている。教員たちの姿勢が感じられる発表でもあった。