卒業生に贈る言葉 平成24年3月16日

卒業生に送る言葉 平成24年3月16日
卒業生のみなさん。ご卒業おめでとうございます。
小学部8名、中学部11名、高等部9名のみなさんが卒業されます。
4月に校長として赴任して1年足らずですが、みなさんのすばらしい姿をたくさん見ることができました。普段の授業で頑張る姿も見ることができました。運動会、学習発表会、桐が丘祭をはじめ、私たち教職員に感動をたくさん与えてくれました。桐が丘で学んだこと、考えたこと、感じたことを基に、将来に向かってしっかりと歩んで行って頂きたいと思います。

さて、みなさんにとって桐が丘で学んだ日々はどうだったでしょうか。
小学部を卒業するみなさん。この6年間で身体はずいぶん大きくなりました。学校とは何かを知りました。そして文字を読み、計算ができるようになり、たくさんのことを考えることができるようになりました。いろんなことに興味も広がり、友だちもたくさんできました。先輩として後輩をいたわる経験もできました。中学に進むと勉強はもっと難しくなり、また友だちとの関係も小学校のときとは変わってきます。体も大きくなり、心も身体も大人に近づいていきます。さらに興味の幅を広げ、充実した中学生活を送っていただきたいと思います。
中学部を卒業されるみなさん。この3年間、いろんなことがあったことでしょう。勉強はもちろん難しくなり、受験勉強も経験しました。友だちとの関係も複雑になり、またお家の方との関係も小さな時とはずいぶん変わりました。あっという間の3年間であったかもしれませんが、三年前の体の大きさと比べてみてください。身体も大きく成長したことを感じると思います。義務教育はここで終わります。今まで守られてきた自分から人を守っていく自分に巣立っていくのです。将来の進路を決める高校生活では、期待も不安もありますが、気持ちを新たに取り組んでください。
高等部を卒業されるみなさん。自分とはを見つめ、次に自分が所属するであろう場所での自分の姿を想像しながら、三年間の日々を過ごしてきたのではないでしょうか。まだまだ人生は長いです。18歳は社会への入り口であり、悩み考えながら自分探しは続きます。自分の天職と言えるものに向かい、道は一つに続いています。まずは最初の一歩の選択した道で自分の可能性を信じて全力で取り組んでください。4月からはまったく新しい生活になります。何をやってもいい自由もあります。でもそこには必ず責任が伴います。自分で決めたことは人のせいにしない、人を傷つけること自分を貶めることはしないことです。歩む道の中で選択に悩み迷い結論に達しないとき、人生の先輩であるご家族の方や私たちを頼ってもよいですよ。ふるさとがここにもあることを忘れないでください。20歳になったら一緒にお酒を飲みましょう!楽しい話を聞かせてください。

さて、東日本大震災から1年がたちました。被災者の方はもとより、日本中に深い悲しみと大きな苦しみをもたらしました。今もなお、厳しい状況は続いています。しかし、私たちは、互いに助け合い、励まし合い、支え合い、日本中が一つになって、少しずつですが、復興に向かって取り組んでいます。我慢すること、頑張ること、耐えること、感謝すること、人のために涙を流すこと。震災の中での多くの人々の行動が、世界の国々で驚きをもって報じられ、感動を与えた日本の姿を私たちは誇りに思います。
このような中にあって、日々平穏に過ごせることは何よりも幸せなのです。このあたりまえに迎える朝に、今日一日心に残ることをしようと決め過ごしてください。
本当にご卒業めでとうございます。