5月9日 新校舎誕生 ~ピカピカでヒローイ~
1年生の教室にいたK君に「新しい教室はどう?」と聞くと、にやにや嬉しそうにしながら「ピッカピカ」と答えてくれた。2年生の教室では、子供たちのうきうきした様子に、担任の先生が「後で学校探検するよ」と言うと、「やったあ!」という歓声が上がっていた。

今日から、新校舎を使用できることとなった。あちこちで雨漏りがする天井、車いすのすれ違いに難儀する廊下、風雪に50年以上耐えた旧校舎は悲鳴を上げていた。しかし、この時代、新校舎の建設の望みがそう簡単に実現するはずはない。関係者の並々ならない努力があって実現した新校舎誕生。今日、その新校舎に命が宿った。
これまでの校舎を使用しながらの新校舎建設は長い時間がかかる。3期まである工事のまだ1期が終わったばかりだ。本来は、小学部、中学部、高等部のそれぞれ一部が使う校舎であるが、今回は、小学部が使用する。中学部、高等部は授業で使うことにした。
だが、桐が丘の新校舎であることに変わりはない。今日は、すべての児童生徒が学校探検をした。小学部の子供たちは、見て、触って体験的に理解しているようだ。3階の校長室に来て、2年生は、7人全員が、わざわざ車いすから降りて、全員でソファーに座ってみた。このソファーは、前からあったものだが、そういう行動を誘発させたのは、新校長室の明るさや広さなのかもしれないと思った。ただ、この校長室は仮住まいで、今は、副校長と同居である。将来は、教室になる場所だ。
高等部の生徒は、新しい施設や設備に目を見張りつつも、いろいろな疑問を持ちながら見て回ったようだ。黒板が大きいこと、黒板は可動式のようだがどのくらい上がり下がりするのか。廊下の手すりが使いやすいがなぜだろうか、高さだろうか、材質だろうか等々。また、廊下の広さを実感するために、自分たちで横に広がって確かめているクラスもあった。「車いす3,4台はだいじょうぶそうだね」「いや、5台はいけるんじゃないかな」といった、会話が聞こえてきた。

さて、実践の舞台は整った。新校舎にふさわしい授業を創っていきたいと思う。
筑波大学附属桐が丘特別支援学校