6月17日 施設併設学級の入学式

13日の本校入学式に続き、今日の午後、施設併設学級の入学式を行った。

日本で最初にできた肢体不自由児の施設である整肢療護園、そこに併設されている当校に入学する子供たち。皆、治療や訓練のため施設で暮らしている。

今年は、小学部2名、中学部5名である。

新型コロナの影響で、御家族との面会もままならない状況であるが、今日は、保護者の皆さんと施設の方が見守る中で入学式を行うことができた。会場は体育館。3密を避け、参会者が体育館全体に広がる形で行われた。

施設の入学式の特徴は、新入生の名前を呼ぶ回数が多いことだろう。そして、名前を呼ぶことに時間をかける。

新入生紹介、担任が一人一人の名前を呼ぶ。そして、児童生徒の返事をゆっくりと待つ。呼んだ先生を見つめる、呼ばれて嬉しくなり体を揺すったり手をたたいたり、「はい」と返事をするなど様々な応え方を、担任が受け止める。子どもが応えるには時間がかかることもあるが、それを会場全体で待つ。

校長の話でも名前を呼ぶ。小学部に入学したAさん、Bさん、好きなことやりたいことを見つけてください。中学部に入学したCさん、Dさん・・Gくん、小学部で好きになったことを広げ深めてください。そんなことを話した。

PTAからの記念品贈呈でも、「Aさんおめでとう」と言いながら一人ずつに手渡した。
今年は、入学する7人だけの入学式。その他の学年の子供たちは参加できないので、華やかさにはかける式ではあったが、新入生一人一人が主人公の式となった。

玄関に「入学おめでとう」と書かれたボードが置かれていた。式が終わり帰る前に、新入生と保護者がその前で記念撮影をしている。このボードは入学式参加できなかった子供たちが作ったものである。彼らも新入生の入学をお祝いできたようだ。

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