6月9日 再開後の施設併設学級 ~新しい学級で~

6月1日に再開した施設併設学級を訪ねた。本校と同じように入口にはシーツが敷かれている。車いすのタイヤや靴底の消毒用だ。私が着いたときには、そろそろ児童生徒の登校が終わるころだった。
遅めに登校した中3のI君が、介助員のSさんから、麦茶の入ったペットボトルを2本受け取る。1本は自分、もう1本はクラスメート用だろう。いつもの光景である。
校長室に入る。机の上に置かれた小さな花瓶が目に飛び込んできた。紫陽花だ。
ときどきしか使われない部屋なのだが、職員の細やかな心遣いが嬉しい。

施設併設学級の子供たちは、日頃、寝食を共にしていることから分散登校はしていない。通常の登校である。ただ、病棟の違う子供は一緒にしないという施設の方針があるため、学校でも病棟の違う子供は教室を分けるなどの対応をしている。どちらかというとウィルスを外から持ち込む可能性があるのは教職員だ。だから教職員は、学部を越えて行き来しないようにしている。
1階と2階の校舎を一回りする。1学級、1学級、これまでと同じ子供もいれば、新たに加わった子供いる。入学と進級があったのだから当然である。一人でも違うと学級の空気感が変わるものだ。それを感じながら教室めぐりをするのは面白い。

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