9月30日 一つ目の運動会~小学部~

 体育館に向かって廊下を歩いていると歓声が聞こえてきた。体育館近くの広い部屋に集まった5年生と6年生が大型画面に映し出される競技の成り行きに興奮している。マスクをして、大声は出さないように気をつけているようだが、思わず声が出てしまうようだ。

 体育館に入ってみると、3,4年生が紅白に別れて交互にボッチャ用のボールを転がしている。「ボッチャ」という競技名でもあるが、どこか違う。運動会用にアレンジしたようだ。競技のボッチャは、ジャックボールという白いボールを目標にして、自軍のボール(赤か青)の近さを競う。だが、この運動会「ボッチャ」では、四角いコートの中央に丸を描き、その中心からの近さを競う。丸の中が高得点で、そこから離れるごとに得点が低く設定されている。競技ボッチャ同様、相手のボールを押しだしたり、味方のボールをアシストすることが許されているようだ。

 一度に大人数が参加でき、ボールの位置による得点も分かりやすい。しかも、相手との駆け引きもあり、赤白両軍とも盛り上がっていたのだ。

 4月に入学した1年生も勝ち負けにこだわって「かけっこ」を行っていた。勝って喜ぶ子、負けて悔しさを噛みしめる子、どちらの表情も素敵だ。

 例年、桐が丘の運動会は通学する子供たちの本校で1回、施設併設学級で1回の2回であるが、今年は本校で3回行う。密にならないよう、小学部、中学部、高等部に別れて行う分散型の運動会である。ほかの部の運動会を見ることができず、保護者に学校に来ていただくこともできない。だが、こうした制約の中で何ができるか可能性を探ってみたい。

 小学部の運動会は、2学年が競技を行い、2学年が同じ体育館で応援し、残り2学年は近くの広い教室で観戦という方式をとる。保護者もオンラインで見てもらう。画面で見ても分かりやすい競技を追求した「ボッチャ」は、とても分かりやすく大変盛り上がった。ひとまず成功だろう。

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