板橋は洪水、広島は土砂災害に注意!~中1理科の遠隔合同授業~

朝、理科担当のH先生が、今日、広島の学校と遠隔授業をすると教えてくれた。
当校では、昨年から遠隔合同授業を全国の10数校と行っており、何度も出会っている子ども達もいるが、今日は初顔合わせということで自己紹介から始まった。

桐が丘の6名(1名は自宅から参加)は、カメラを向けられて緊張ぎみなのか、皆、早口で聞き取りにくい。最後に、自宅から参加したU君だけは、落ち着いて明瞭な声で話してくれた。

相手は、広島のS特別支援学校の2名、名前や好きなことを話してくれた。そして最後にS校の理科の先生。改めて好きなことと考えて困ったそうだが、毎日2時間車通勤なので、車が好きと言っていたが、2時間の車通勤には驚く。
授業は、「大地の変化」を扱っており、災害と地域の特性を考えさせるというもの。

まず、知っている災害や学んだ災害を挙げさせる。広島の生徒が「地震があります」と口火を切る。桐が丘の生徒が「土砂崩れ」「火山の噴火」とつなぐ。広島のもう一人の生徒が「台風」、その後桐が丘生徒が「火事」「川の氾濫」「津波」「豪雨」と続けた。発言をつなぐ中で、9人の生徒たちの思考ワールドの土俵ができたようだ。

次に、H先生は東日本大震災の津波の映像を見せた。そして、津波は「どこで起きる?」と問う。広島の生徒が「海」と答えた。H先生は引き取って「海の近く、だね」と、災害の地域性に導いていく。そして、その地域性をみる手立てとしてしてハザードマップを紹介した。

続けて、今日の授業の中心的な活動である自分の住む地域の災害予想を調べる活動である。生徒それぞれが持つタブレットで、地域のハザードマップを調べる。タブレット操作に慣れている生徒は、自分でどんどん住所地のマップを探していく。一方、なかなか探せず「板橋はどこ?」といった声も聞こえてくる。

その頃、画面からは「広島市の当たりは津波の色もあるね」「学校の近くは土砂崩れの色が濃いね。どうしてだろう」といった、 広島の先生と生徒の会話が聞こえてくる。

あっという間に終了5分前。生徒が調べたことを発表した。起こりうる災害は?その理由は? 広島の二人は「土砂災害です。山が多いからです」と発表した。

桐が丘のK君は「洪水です。板橋区の北の方には荒川という大きな川があって氾濫するからです」と答えた。随分答え方が違う。だが、こんな発表もあった。 桐が丘のY君は「洪水のほかに土砂災害があります。崖があるからです」という。真っ平らに見える板橋区で土砂災害?と私は内心驚く。

山が多い地域での土砂災害、東京にある大きな川での洪水、そして平地に見える板橋区での土砂災害。なぜ起こるのか。次の時間からの探求が興味深い。

今日は、初めての遠隔合同授業なので両校生徒に緊張感が感じられた。それでも9人の授業には活気がある、と改めて感じながら教室を後にした。

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