桐が丘特別支援学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

 筑波大学附属桐が丘特別支援学校校長の篠塚明彦(しのづか あきひこ)です。

 当校のそもそものはじまりは、1952年9月に、整肢療護園の要請を受け、東京教育大学附属小学校より講師を派遣し、教育を開始したことにあります。以来、70年余、日本における肢体不自由教育の先導的な役割を果たすべく、肢体不自由教育の理論と指導法に関する実践と研究を積み重ねてまいりました。当校におけるこれまでの実践的・研究的蓄積を踏まえつつ、当校の教育と研究を少しでも前へ進めることができるようにとの思いを持って学校運営に努めております。

 当校は、筑波大学の附属学校です。筑波大学の附属学校として、他の附属学校とも協力しつつ筑波大学の掲げる3つの拠点、すなわち、「先導的教育拠点」・「教師教育拠点」・「国際教育拠点」としての機能を果たしてまいります。

 また、当校は我が国の国立大学附属学校の中で唯一、肢体不自由の児童生徒を教育対象とする特別支援学校です。そこで、筑波大学の教育・研究に貢献するとともに、我が国唯一の国立大学附属の肢体不自由特別支援学校として、全国の肢体不自由教育の前進に寄与するという役割を担ってまいりました。引き続き、肢体不自由教育の前進への寄与というご期待にお応えできる学校でありたいと考えております。

 さて、近年、インクルーシブ教育の充実ということが求められております。このインクルーシブ教育の充実という課題は、特別支援学校だけで取り組むべきものではなく、通常の学校や学級において取り組むことが求められるべきものです。当校では、全国の肢体不自由特別支援学校だけでなく、特別な支援を要する児童生徒が在籍するすべての学校の教育活動のお役に立てるような研究・実践を積み重ね、発信してまいります。そして、本当の意味でのインクルーシブ教育の充実や共生社会の実現に向けて、少しでも貢献できるよう努めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 本ホームページでは、当校の教育活動の一端をご紹介させて頂いております。ご覧いただき、少しでも当校のことを知って頂ければ幸いに存じます。

令和5年4月

筑波大学附属桐が丘特別支援学校長 篠塚明彦