午後の部では「みんなで考えたアダプテッドスポーツ体験」を行いました。 この体験会は，中・高等部の生徒による桐が丘スポーツ大会実行委員会が中心となって運営されました。実行委員は，当日に向けて話し合いを重ねながら，協議内容やルール設定をしていきました。

　全校の児童生徒が縦割りの３つのグループに分かれ，２つの競技を体験しました。

チーム対抗風船バレー

　体育館の広いネットをはさみ，コート上で白熱した風船バレーが行われました。縦割りのグループではありましたが，高校生が，小学生の子にも打ちやすいよう風船を軽く打ち上げたり，パスをつないだりする姿が見られました。ラリーが続くと「風船を落とさないぞ」という気持ちが動きに現れ，周りで見る保護者の方や教員からも熱のこもった声援が聞こえました。チームでは，学部を越えて声を掛け合い，活躍を喜び合う様子がありました。

チーム対抗なんでもドッジボール

　大小さまざまな大きさのボールを使ってドッジボールを行いました。よけるチームは，ボールに触れてしまうとコート外に出なければなりません。 どこから来るかわからないボールをよけるために，制限時間いっぱい動き続けたり，相手チームに気が付かれないよう，ボールを投げようとしたりして，こっそりコートの端に行ったりする姿が見られました。どのチームの対戦でも盛り上がり，コート内に残っている人数が少なくなってくると，小学部から「がんばーれ」と元気な声援が聞こえてきました。最後まで残ることができた人は，両手を上げて喜んだり，残れたことに驚いた表情を見せたりしていました。