桐高生日記vol.33

H君②(高3)の日記から・・・

 10/24(土)、バーチャル修学旅行で戦争中のお話を聞いた。中でも印象に残っているのは、13歳にして広島原爆投下を経験されたサーロー節子先生のお話であった。
 実際に先生は爆発に巻き込まれた無残な人の姿や、原爆に巻き込まれた甥と義理の姉が火葬される様子を実際に目にしたのだそうである。13歳というと今の中1・中2あたりである。私がその年の頃に、同じ経験をしたらと考えると、胸が締め付けられる思いになった。
 ちなみに私は戦争体験者の方にお話を聞くという経験は今回が人生初だった。今までは戦争は対岸の火事のように感じていたが今回お話を聞いて、戦争についての捉え方が大きく変わった。
 戦争は突如として起こり、日常や人命を奪い去り、人の心をも削っていく。終戦75年、私は、今回の核兵器禁止条約発効がこうした悲劇の再発防止に一役買ってくれることを切に願う。
(2020.10.29)

(先生から)
 高3の修学旅行は、当初4月沖縄で予定していましたが、現在は行先や日程調整等含め延期検討中。そんな中、沖縄での平和学習の部分だけでも触れておきたいと、テレビ朝日主催「バーチャル修学旅行で歴史を学ぼう 広島・長崎・沖縄」に参加することにしました。戦後75年となる今、H君②にとっては「直接体験を持った人から話を聞くのが人生初」とのことで、少しでも平和について考えるいい機会になってくれたら、と思っています。

「テレビ朝日LIVEシンポジウム【第1回】バーチャル修学旅行」ページ(下記URL)にて、当日のライブ配信映像を御覧頂く事が可能です。
https://www.tv-asahi.co.jp/live-symposium/archive/0001/

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