桐高生日記vol.60

Ⅰ君(高2)の日記から・・・

 テストまで一週間、早いものですね。ところでテストの時に頭が真っ白になる理由をご存じですか?
 答えはワーキングメモリが不安でいっぱいになっているということです。
 ワーキングメモリとは「情報を一時的に保ちながら何か操作をする」時に使うものです。一時的に何か覚えることはよくありますよね。商品の値段等を覚え、他の商品と比べるときなどにも使うものです。
 テスト中にこの機能を使っているのですが、ある研究によると、不安やプレッシャーのかかっている状態で作業をするとそうでないときに比べ成績が落ちるそうです。
 しかし、対策として以前も紹介した「筆記開示」を使うことで対策をすることができます。テスト中なら2、3分今の気持ちを書き出す作業をするだけでも効果があります。
 逆に不安と向き合わずに「いい成績をとった時のことを考えよう」とか不安な事を考えないように意識すると、テストの成績が悪くなるそうなので注意です。
 あと一週間勉強頑張っていきたいと思います。
<筆記開示(例)>
あとテストまで一週間しかないな、全然解けなくて点数が低くなったらどうしよう。
(2021.2.16)

(先生から)
 登校再開とともに、今年度最後の期末テストが始まりました。高2のⅠ君が、先週書いてくれた日記です。以前から「ビジネス書」の類を、こよなく愛するⅠ君。今回は<筆記開示(例)>まで実践してくれました。「不安やプレッシャーのかかっている状態で作業をするとそうでないときに比べ成績が落ちる」というというのは、よく分かるような気がします。「変なところに力が入っちゃう」感覚だよね。果たしてその効果たるや、いかに。結果が楽しみです!?

通常のテストなら、1~4校時で下校となるところが、
時差登校のため3~6校時の変則時間割となっています。

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