6月3日 水際対策 ~シーツやタオルを敷き詰めて~

校舎を回っていると、高等部棟の3階にある洗濯機の前で介助員のOさんが大きな洗濯物と格闘している。まだ、朝だというのにどうしたことだろうと思って聞いてみると、玄関に敷いているシーツやマットだとのこと。そう言えば、学校再開後の玄関には5mほどシーツやタオルが敷き詰められている。

シーツやタオルには、漂白剤を含ませており、その上を車いすや靴で通り除菌をするのである。車いすは外で使ってきたものを校内でも使う。コロナウィルスは地面や床に多いと言われている。そこで、校内にウィルスを入れない水際対策として、先生たちが考えた対策である。児童生徒の靴も補装靴と言って特殊なものがあり、玄関で履き替えるという訳にいかないものがある。やはり、漂白剤入りシーツの上で除菌するのである。

ほかにも「密」を防ぐ対策をしている。登校時刻も8時30分以降とし、小学部と中学部では時差を付けている。
小学部6年生のI君が登校してきた。入り口で迎えた主事のS先生とI君、I君の保護者が挨拶を交わす。保護者の付添いはここまでだ。その後、 S先生が 手指消毒液をI君の手にワンプッシュすると、I君が手を擦り合わせた。I君の荷物を保護者から受け取ったのはM先生。いつもなら小学部の児童は保護者と教室まで行くところだが、この期間は教員が付き添っている。

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小学部・中学部の児童生徒が使う玄関、高等部生徒が使う玄関、そのシーツとタオルを朝と帰りに取り替えるのだから、その洗濯が大変になるわけだ。新たに加わった仕事を快く引き受けてくださる介助員さんたちに、コロナ対策は支えられている。感謝である。

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